講義した:聴覚文化論の射程(2012年度)横浜国立大学

横国の中川さんから一般教養向けのオムニバス授業を一回分頼まれまして、無事に(?)終わりましたので報告。

いろいろと忙しくて、満足のいく準備はとれなかったのですけど、自分がやっている研究をある程度分かりやすく、事例をいれて説明するみたいな感じになりました。後半の事例がまあなんというか暴走気味(笑)なんですが、中川さんには何やってもいいよって言われたから以前から興味を抱いていたデス声について扱いました。本当はロックのサブジャンルとかギターの音とか細かい話をいくらでもしたかったのですが、時間の関係上、デス声に限ったというわけです。

学生はどう思ったかわかりませんが(笑)、30分くらいで10曲くらいのデス声の曲、まあ必然的にハードコア/グラインド系になるんですが再生しましたが、中川さん曰く「どれも一緒に聞こえる…」とのこと。まあそうですよね(笑)。

ただ声の探求自体は21世紀に入ってからのロックでもかなり幅広いジャンルでなされているので、無視できないなと思います。細かい話ですが、メタル/ハードコア経由のデス声とインディー/エモ(スクリーモ)経由のシャウトというかスクリーモは分けて考えるべきだと感じましたが、とりあえずは無視しました。

本当は動画で見せたいやつもあったけど、動画みせるとヤバイのも多かったので音源だけでよかった気がしますね。しかしプレイリストを見てもらえれば、ちょっとやりすぎた感じでもあります。

なお授業についてはこのブログにも書いてあります。
https://sites.google.com/site/nakagawa1503/class-lectures/the-scope-of-auditory-cultural-studies-2012