最近買ったもの

音楽に溢れている現代だが、なんか飢餓感を感じる毎日です。
勉強、研究、作業中はニコニコやYouTubeゲーム音楽聞いてます。主にSTG。作業に向くけど、中には買いたいCDはあるものの、ゲームのOSTって結構入手困難であったり、高かったり、買っても結局聞かない可能性もある。でもいつか買う。いつか買うっていうものが多くて困るなー。
で、結局買っているのはUSインディーをユニオンでってかんじに収まっている。

Post Mersh 1
Minutemen
B000000M2H

Post Mersh 2
Minutemen
B000000M2J

まずはMinutemen!おおSSTが中古であるぞ、と即買い。SSTは基本的に買えるだけ買うことにしているが、ミニッツメンの編集盤が見つかるのはラッキーだと思った。Post Mershは彼らのオリジナルアルバムを含む編集盤で、vol.1がファーストとセカンド、vol.2はEPが二つ入っている。詳しくはhttp://en.wikipedia.org/wiki/Minutemen_discography
オリジナルアルバムはたった四枚しか出してないけど、伝説の不思議ハードコアバンドの彼らなんだが、時期によって音楽性は特に変わらん。スリーピースというロックの基本の形式でいかに音楽をやるかを原始的に考えたらこうなったみたいな。ある意味で、初期のレッドクレイオラの正当進化ハードコアバージョンといえば分かりやすい(誰にww!)。
慌ただしいGeorge Hurleyのドラムに、変なリフを繰り返すMike Wattのベースに16ビートのカッティングを決めながら騒ぐデブD・ブーン。まさにUSハードコア/インディーバンドの懐の深さを実感する不思議音楽。以前、彼らのドキュメンタリー映画が日本で公開されたとき見たが、カリフォルニアの田舎でインタビューに答えながら、自らの音楽をなんの臆面も無く「アートだ」と言い切る姿はアメリカ人のふてぶてしさを実感した。彼らの音楽は、現代アートや現代音楽の歴史的文脈とは絡むことはほとんどなく、結果として斬新な表現を生み出しているわけだが、それがもうなんか奇跡的に眩しい。好きなことやれ、やった、やったら変なもんできた!ただそれだけの音楽。そういう勘違いみたいなところで出来るUSインディーはやっぱり知れば知る程、奥が深いわけです。
まあ結局のところ、彼らは伝説のバンドとして評価され、ブーンは死んでしまったけどマイク・ワットもジョージ・ハーレイもオルタナ音響派までの広いアーティストのサポートとかで引っ張りダコになったわけであります。そういえば、ドキュメンタリーでもジョージのリーゼントの映像は狂ってたなwwその後、レッドクレイオラのドラマーになるとは思えないハードコアっぷりで。

Sorry Ma Forgot to Take Out the Trash (Reis) (Dlx)
Replacements
B0014IH1OA

All Shook Down (Exp)
Replacements
B001CI41R2

Minutemenよりさらに古く、Replacementsのファーストとラストのアルバム。どっちも投げ売られていた!というかラストアルバムは日本盤で500円くらいで、まず日本盤があることにビックリ、その安さにまたビックリしたが。
Replacementsは日本では未だ評価されていない古参オルタナバンドというか、元祖オルタナバンドというか。簡単にいえば、アメリカのガレージバンドSEX PISTOLSにモロ影響をうけながら、Big Starなどで活躍した伝説のミュージシャン、アレックス・チルトンから引き継いだオリジナル・パワーポップとパンクの微妙な距離感つーかなんかそんな感じ。ともかく、USインディーの源流としか言いようのない荒々しいパンクでありロックンロール成分もあり、カントリーやフォークの雰囲気をあわせ持つ。
ソリッドなギターリフがかっこいんだよな。ナンバーガールにも通じるようなコードリフ主体の楽曲に、ポール・ウェスターバーグのハスキーな声がかっこいい。とりあえず全部のアルバム揃える予定だ。