趣味

なんとなく地震で家にこもっているので、たまには雑文を書いている。
特段に聞かれるわけでもないが、現在、趣味は何と聞かれたら、たぶんゲーム、アニメ、犬と応えるだろう。
もちろん音楽が私の文化的バックボーンとして多大なのであるが、すでに趣味といっていいのかよくわからないため、便宜的にこの三つを趣味として、そして趣味としてまもり通そうと思う。
犬は恋人と同居をするようになって飼い始めたが、とても懐いてくれてかわいいヨークシャーテリアである。これは趣味にしかならない趣味で安全圏である。
問題は前二者。ゲームは基本的に今は2DSTGをPCかゲーセンでちょこちょこやるだけなので、ハードゲーマーではなく、ジャンル特化型。ただ極端にジャンル化したSTGという文化やそれをやることでゲーム文化全体を考えるきっかけになると思っている。まあそう辺に考えすぎると仕事になっちゃうし、実際、Ustなんかでゲームの話したので、これが純粋な趣味の牙城として持つか不安なのである。現状、ゲームについて考察するよりも正直STGもっとうまくなりたい。今年はケツイ斑鳩をなんとかと思っているけどきつい。特にこういうのはある程度、知人から教わるのが一番だとおもうけど、周りにそういう友人がいないんだよな。
アニメに関してはリアルタイムで2本くらいと、古いアニメをディグしている。正直、今のテレビアニメの現状は非常に守りに入っている感じで面白くないと思っている。やっぱエヴァでアニメバブルなった2000年前半から中盤のほうがいろいろと精力的なことしてた作品が多くて萌えとか考えない人にとっては面白い。問題は良いアニメを探す方法がなくて、Twitterなんかではやっぱりリアルタイムのアニメしか話題にならないのね。この点、つくづくテレビアニメ文化は週刊誌的な続きものというか、連載的な文化であって、アーカイブされたものからディグするような志向を持った人はすくなく感じる。エヴァ以外にも本当に面白い物、斬新なモノもあるのだが、海外のアニメファンはともかく日本の視聴者はあまりそういう感覚、つまりアーカイブとしてアニメ文化を見るということをしていないように感じる。つまりロングテールが成り立たないというか。
すごく単なる要望を言えば、アニメを見るときに参考となるデータベースや批評のサイトの決定版みたいなのがあまりないんですよね。だから自分としても次見るアニメとかさがすのが困難。制作会社、監督、演出、脚本あたりで検討をつけるけど、基本的に非常に産業の都合と集団制作という構造のため、同じスタッフでも必ずしも同じテイストにはなりづらい。この点、アニメはマンガとかに比べて作品文化としては未成熟というか、そういう文化を目指していないのかもしれない。またそんなにアニメを見ない人に勧めるのも困難なんだよね。攻殻機動隊のSACなんかは海外ドラマ好きとかにはかなり受け入れやすく、ライトな視聴者は多いと思うんだけど、SAC見た後何見るべきか、という問いに明確に応えるのは難しい。今敏なんかを無難に勧めるとか電脳コイルとか勧めるとかくらいで、アニメの入り口にたったものも、その後の地図がないというのが、アニメ文化の拡大を阻んでいると思われる。だからアニメのレビューとかデータベースの決定版あればいいんだけど、現状ほとんど機能しているものないんだよね。誰かつくってほしいや。
という感じの戯言でした。