続きのお話し

http://d.hatena.ne.jp/shinimai/20040707#p1
僭越ながら物議を醸すもんを書いてしまったこれの顛末
もうここではここの日記で取り上げないつもりでいましたが、幾つかのわかりやすいマトメが出て来たので
逆リンクしときます。

まずはARTIFACTさん
http://artifact-jp.com/mt/archives/200407/miyadaikdub.html
ウェブ上の議論を上手くまとめる手際の良に頭が下がります。僕の書いたマトメとかホント手抜きで読みにくくて恥ずかしい限り。

「大胆な図式化」によって見えてくるものというのが、宮台氏が普段から主張している説でしかない場合、それは元の話題で扱われている題材(今回の場合はヒップホップ)に対して有意義な言説になるんでしょうか。ヒップホップ側の人がいう「オモチャにされている」というのは、君らにその言説は有意義かもしれないが、俺たちには有意義じゃないよ、という指摘だと思いました。

ってのも非常にわかりやすく納得のいく指摘だと思います。簡単な言葉で説明できる能力がうらやましいです。

次ぎにid:naozaneさん
http://d.hatena.ne.jp/naozane/20040710
スゴイ、すごっく的確なマトメです。「客観的/主観的」や「論理的である/ない」という図式で説明するんじゃなくて「コンスタティブ/パフォーマティブ」で説明すれば良かったのですね。そうすれば「パーフォーマティブもある種の論理だ」という反論は出てこなかったんだと思います。読んでる美学の本に引っ張られて全然思いつきませんでした。自らの無知を戒めるとともに議論を掻き混ぜたことを反省します。

最初からこのようなわかりやすい指摘があれば自らの駄文を晒す必要が無かったのですが、それでも自分の中では批評というものを考える良いきっかけになったのでまあ良かったなと思います。