とうのむかしに読んだ

いろいろと忙しくてブログの更新が滞るが、一応読書メモくらいつけておきたいので。まあそもそも文章書くような仕事に付くものであるから、ブログが滞るのは本業が充実しているってことです。でも金無い・・・
ルールズ・オブ・プレイ(上) ゲームデザインの基礎
ケイティ・サレン エリック・ジマーマン 山本 貴光
4797334053

かなり前に読んだけど、これは良い本だと思ったので、ぜひ皆さんに読んでいただきたい。ゲームとは関係なくモノづくりやデザイン一般に役立つものだと思う。
ゲームに関しては最近このようなものhttps://sites.google.com/site/akashinimai/workshops/irohaなどをしたり(http://togetter.com/li/141293も参照)ただのプレイヤーとしてではなく、興味持っているんだけど、正直今のところはまだただのプレイヤーとしていたい(笑)。ゲームについて考えるより、ただもうひたすらゲームうまくなりたいって思っていて、それは音楽研究している自分がそれなりの音楽聴取の体験を基礎としているならば、もしもゲームを研究するならば、自分のリテラシーがまだまだ足りないって思うからだ。
この本の内容は分厚すぎるから紹介するには手にあまるけど、著者が最初のほうに述べるように、これはやっぱりゲーム美学の本であって、実際に美学と似たような問題があって興味深かった。特にどんなゲームが良いゲームかはやってみるまで分からないってのは、芸術作品にも当てはまることであり、美的な価値や楽しみの価値ってのは根本的に実際にやってみたり、鑑賞したりしないと根拠付けられないような振る舞いをするようだ。
まだ上巻なので下巻出て読んだらさらに書き加えようと思うのでこれくらいにしておく。豆知識としてサドナウがゲーム小説を書いていたという事実はEM系の人たちにも知られていなくて、ちょっとおもしろかった。というか、自分が鍵盤を駆ける手のゲーム版を書きたいと思っていたけど、サドナウやってたんやwwみたいな。。