師歩いて奇異、生きている足。

昔々、ギリシャの哲人がアパシーになった。一年間引き篭もって、再び地に足をつけてこういった。「歩くのはなんと、奇妙なものだ。歩くと足が生きている」。当然のことだ。しかしながら、彼は一年間、生きていることに気がつかなかったのだと、その弟子が書いている。そのことを伝える回文*1

*1:引き篭もっていた理由は回文が思いつかなかったという説がある