新年会と称して羊肉を喰らい、カラオケをした

2月に新年会は無いだろうとは思いつつも、1月は忙しかったので、バンドの仲間とかと巣鴨のモンゴル料理屋のシリンゴルで呑んだ。http://www.ousaru.com/eth/eth_siri.html
10人と大人数だったのでゲル(モンゴルのテント)っぽい奥の席に通されて、3000円のコースを食べた。まずいわゆるバター茶のようなミルクティーが塩辛、不思議な飲み物でもてなされ、甘くないドーナツなどをつまんだ。その後、ジャガイモのサラダと、豆腐の和え物が前菜として出てきて、ここから先は怒涛の羊肉ラッシュである。本当に怒涛であり、はっきり言ってあと半年は羊肉は食べなくて良いと思った。いや、とてもうまいのだけど。茹でギョーザや肉まんのようなものも全て羊肉であり、それに加え、塩茹でチャーシュー風と本当になだれ込むように羊肉が提供され、もう大満足であった。途中でモンゴルの民族楽器である馬頭琴の演奏もあり、大変たのしい店である。馬頭琴の響きは哀愁が漂うバラードのようなものから、馬が大地を駆け巡るようなアグレッシブな演奏まで、幅広いレパートリーと合うようだ。ちなみに演奏しているこの店のオジサンはモンゴルの音楽家としても大変高名なお方で、確かにかなり超絶技巧を操っていた。まじでギターの速弾きみたくて、これとメタルをあわせると中央アジア民族系メタルができるんじゃないだろうか。モンゴリック・メタル(笑)。ちなみに音楽に一番反応していたのは、ずっと奥で休まっていたこの店の猫である。演奏が始まったら、急に起き上がったらしい。
ほかにもなぜか店内中にローゼンメイデンの絵が書かれていたり、小学生の作文をトイレに飾ってあったり、いろいろと突っ込みどころが多い店だったけど、とても楽しくて美味しかった。最後のシメとして出された羊肉でスープをとった饂飩も最高にうまかった。
その後、2次会組(内二人は重度のハロプロヲタ)はカラオケへと足を運び、90年代サブカル音楽とヲタ芸とアニソンが同時に盛り上がるという怪しいカラオケであった。しかし、ヲタ芸という技能のすごさを改めて知った。どんな歌にもヲタ芸を挟みこめるヲタは心底、敬意に値する。