さまーたいむなむじーく

なんとなく図書館で借りたものだけど、以外に夏っぽいものが多くなった。
GALAXY
クレイジーケンバンド FIRE BALL PAPA B
B000H6SYWI

シングルのメリメリが出たとき、すっげーって思ったけど、アルバムの出来も最高だった。CKBの中でも最高傑作じゃないのかな。どっちかというとCKBはシングル的には良くても、アルバム全体だと詰め込みすぎなところもあって、全体を聞きとおすことは少ないんだけど、このアルバムは全体通して聞けるな。いつも曲間に入れているアイキャッチもうまく効いている。
これ聞いて思ったけど、CKBっていうか横山剣サウンド・ロゴ的なものに対する感性が鋭い。あの「イイネ!」という彼のキャッチフレーズや、アルバムに入れるアイキャッチ、ファンク的な記号としての低音ヴォイス、ダンスホールレゲエのしゃがれたフロウとか。楽曲的な魅力もさることながら、記号的機能を持ったサウンドの集合としても、なんつーか非常に解釈しがいのあるテキストなのだ(あんまりコムズカシイことを言うと胡散臭いが)。歌詞にしても、固有名詞のオンパレードであり、暗号的な数字を挟んだり。これはまさに歌のマニエリズムっていってもいいくらいだ。