コロキウム研究発表と最近読んだもの

どうにか終わった。一年の研究のとりあえずのまとめとしたが、それなりに修論への道が見えてきた。
発表内容は音楽のジャンルを言語分析的に扱ったものでありますが、いろんな人に読んでもらいたいので、加筆、修正して各方面にメールしますのでよろしく。
今後は音楽の記述に関する議論と、評価性と記述性の問題、さらに言語行為論的に音楽の批評を分析していきたい。
まあ細かい話はまた書きます。とりあえず正月くらいに読んだものを書いとく。
マインド―心の哲学
ジョン・R. サール John R. Searle 山本 貴光
4255003254

実家から送ってもらったサールの心の哲学入門書。読みやすいところとわかんないところが極端な感じがした。とにかくこの本でのサール自身の結論は「心、意識に関しては生物学が研究しろよ」って話なんですかね。言語行為論や志向性の話とその辺がどう繋がるのかがいまいち分からない。まあ、俺も心の哲学には深く踏み入れることはしないからいいんだけど。

哲学の最前線―ハーバードより愛をこめて
冨田 恭彦
4061494066

結構古い新書であるが、その語り口に違和感があって読んでなかった。ただ最近は英米の科哲や言語哲学をもっと整理したいと思ってるんで手をつけたけど、やっぱこの本変だよー。っていうか何でこの人は対話篇というか小説調で書くんだよ。まったくの無駄だと思う。ところどころ向こうの学園生活の記述が入るんだけど、はっきりいって余計なお世話で、対話篇の良さがなくてただの趣味としかいいようない。普通に入門書書いて欲しい。

あとなんかもっと読んだ気がするけどわすれたなー。