クラシックのお勉強

というかこれを買って読んだ。
西洋音楽史―「クラシック」の黄昏
岡田 暁生
4121018168

院試の勉強にもなるやもしれんし、基礎教養としても。昨日も「シェーンベルクの20音技法についてどう思う?」「いえいえ、12音階技法です…」なんて酔っ払いながら試されたし(笑)
この本の良い特徴は、歴史の解説をしながらも普遍的な価値の説明を超えた筆者の音楽の楽しみを強調するスタイルであって、大抵の音楽史読んでもゼンゼン興味がわかないバロック以前の音楽やいわゆる現代音楽も聴いてみようかなと思わせるところだと思う。ただ先日もクセナキスの『シナファイ』を「軽やかな聴取」によって「うっはーコレ狂ってるねー」としか聴けなかった俺が、筆者が書いている西洋音楽の楽しみをまっとうするためにはどれくらい音楽的修練が必要なのかってところですが(笑)
クセナキスのシナファイの演奏

ピアノ:大井浩明 指揮:井上道義
新日本フィルハーモニー交響楽団定期演奏会
1996年7月4日 東京文化会館 ライヴ録音
http://www.geocities.jp/connexities/connexities_RealPlayer.html

まあとりあえず覚えておいてよさそうな用語だけでも抜き出しておこう。

  • ネウマ
  • オルガヌム
  • ムジカ・ムンダーナ、ムジカ・フマーナ、ムジカ・インストゥルメンタリス
  • モテット
  • アルス・ノヴァ
  • 通模倣
  • マドリガーレ
  • コラール
  • プリマ・プラッティカ、セコンダ・プラッティカ
  • オラトリオ
  • 受難曲
  • 通奏低音
  • モノディ
  • コンチェルト
  • フーガ
  • 演奏会、交響曲
  • 家庭音楽、弦楽四重奏
  • ソナタ形式
  • オペラ・セリア、オペラ・ブッファ