特攻精神としての大学院進学

「大学院進学は自殺行為である」という辻さんとこのエントリ
http://d.hatena.ne.jp/dice-x/20041129#p1
僕は院生との付き合いも多くて、入院における末路がどのようなものかは良くきかされているし、なんせ「死に舞クン、将来のために『ホームレス作家 (幻冬舎アウトロー文庫)』読んでいたほうがいいよ」なんてきかされてるのでわかっているつもりで、辻さんの言ってることも全くもって正しいと思う。だがその反面、現にアカデミズムのポストにある人らがそのようにいうのは、たとえ良心からとしても既得権益を守ってるようにしか見えないのも事実であり、なんというか作家とかの人が「作家なんてなりたくなかったし、なるようなもんじゃない」とかいう話にきこえてしまう。
たしかに安易な気持ちで入院なんてすべきではないのだが、金持ちしか研究者になれない事実を承認することになってはいけない、というかいやだ。なので路頭に迷ったり、完全にドロップアウトすることも(追記:我々の側から)肯定するような議論をしていかなきゃいけないのだろとか若気の至りで思う。なんというかやっぱ我々の世代の学生はなんらかの形で世代闘争せんならんのではないかと。