最近のリスニング

おそらくこの日記をアンテナに登録している人たちは、知り合い以外では、ほとんど音楽関係のネタとして登録していると思うのだが、最近は音楽のことを書くことが少ないので、多少申し訳ない。
とはいってもリアルタイムな動向から全く離れた音楽のことばっかり書いてるので果たしてそんなもん期待してないかもね。まあいいや

  • LARRY GRAHAM『THE BEST OF LARRY GRAHAM AND GRAHAM CENTER STATION vol.1』

こりゃ強力でした。id:mashowからお借りしたもの。ゴスペルっぽいファンクで何人いるのってかんじで圧倒された。
ベストだからなのかバラードっぽいものから、泥臭いファンキーまで入っていて曲のフレ幅が大きい。アイズレーにしろ黒人のここらへんの感覚ってよくわからんで、ロック育ちの俺なんかにはとってはなんでこんな甘いバラードやってるひとがこんなに過激なファンクをやるのかとか思っちゃたりする。まあ俺が多分にロックの革新性のイデオロギーにやられちゃってるってことであるが。

まさにロック的革新性に満ち溢れた名盤(笑)。政治的過激さからアヴァンギャルドでシュール方向を目指したものとして上げられるらしいが、俺としてはこのころの曲が一番好きかも。まあ確かにプログレみたいに目まぐるしく変わる転回なんだが、なんというか構築された感があんまり無くて、初期のアナーキーさを残しているとこがミソ。あこがれるスタイルであるな。『前衛劇場モータプール』なんかは本当破天荒な転回するのだが、ちゃんとロックンロールのフォーマットにのっとている。
そういえば前に聴いた『聖ロック祭』はバックが四人囃子だったらしい。どうりで巧いわけだ。