昨日買った

北川純子のほうを読了。ちと古さはあったが、基本的な部分はとても参考になった。マックス・ヴェーバーとかの音楽社会学とかちゃんとしらんかったしな。
ハワード・ベッカーの『アウトサイダー』は読んでみたいな。きしくも昨日ビデオでみた『ギターひきの恋』はジャンゴ・ラインハルトを敬愛する、エリック・メイの奇人的人生を追ったもので、ジャズマンとしての伝説のあり方が描かれていた。しかし、ハワード・ベッカーのラベリング理論は、ジャズマンと一般の人を二分しているが、その間にいるジャズファンを対象にしているだろうか?奇人的性質はジャズマンが一般の側(スクウェア)から卓越化する行動であるが、それと同時にジャズファンの共同体的エピソードであり、愛好家の共同体を守るための伝説でもある。これはもちろんロックでもなんでもそうで、『伝説』というものがそのジャンルの共同体の歴史にいかに重要化か、ということを物語っている。ともかく『アウトサイダー』は読もうかな。