「お前のパスタはシットみたいだな!!」

不況だし、金ねえし、自炊するしかねーよ、みたいなノーフューチャーなヤロウども、こんちわ。いくらこの世に中指おったてても、メシをくわなきゃしゃーねぇし、出来ればウマイもん喰いたいアニマルな欲望は否定できないよな。だからメシにおいてもパンクスは「やってやれ!!!」*1の精神でこの腐った世の中をサヴァイブしなきゃならねぇんだよ。といことで、ここではシンプルでファッキン・デリシャスなメシの作り方をパンク的に書いていきたいと思ってる。
まず第一回目はパスタ!!!それもシンプルなペペロンチーノだこのやろう!油まみれのメンしか入ってないけど、それなりにうまいし、すくなくともカロリーは取れるぜ。もちろん、ビタミン、たんぱく質も取るのは忘れるなよ。適宜、野菜ジュースでもプロテインでも飲んでなんとかしのいでくれKIDS!
なんでパスタか?そんなくだらねーこと聞くヤツがいるかもしれないから、答えといてやろう。まず第一に安い。小麦の値上げでパスタ類も軒並み値上げされたから、以前に比べて割安感は薄いが、それでも安い。もちろん米もうまいこと否定しないけど、米の流通を握っているやつらは誰だか知らねえが意外に高いんだよ。米は実家の婆ちゃんとかが送ってくれるやつあれば、そっちを喰っとけ。東京とかで買うとマジで高いから泣けるッス。
次にそのシンプルさ。とりあえず茹でてソースにブチこんで、ハイ出来上がり!!!このシンプルネスはパンク・スピリットに通じるものがあると俺は思っているぜ。いちいちメニューを考えなくても、パスタは簡潔してメシになるからな。
まあ、能書きはこれくらいにして、具体的なレシピいくぜ。一度しか言わねえからちゃんと聞いていろよ!

  1. フライパンにオリーブオイル(30グラム程度)をひいて、スライスしたニンニクと唐辛子を種を出してをいれる(ベリーホットがいいクレージーは種を入れろ)。
  2. コンロに火を入れて熱する。ジュウジュウ言い出したら、弱火にする。
  3. ニンニクがキツネ色になってきたら火を止める、くれぐれも焦がすなよ!
  4. 鍋に湯をたっぷり張り、塩を湯がしょっぱく感じられる程度に入れる。ここで塩と水とかを出し惜しみするなよ!
  5. 沸騰したらメンを入れる(量はてめぇの腹と相談しろ!)。メンが焦げないようにちゃんとお湯に落とし込むんだぜ!
  6. 適当にかき混ぜろ。メンが茹で上がるまで最低、3回はかき混ぜろ。
  7. 茹で上がりは、てめぇの舌(というか歯)を信じろ。固めが好きなやつは、最終的な出来上がりのために早めにな。
  8. 鍋を火から下ろして、さっきのフライパンのソースを温める。ジュウジュウ言い出したら、大体オリーブオイルと同量の茹で汁を入れる。ここできっちり油とお湯をまぜるんだぜ!
  9. ソースがよく混ざったら、メンを入れろ。だが混ぜてすぐ火を止めろ。メンにジュウジュウ言わせたら、舌触りが悪くなるぜ!
  10. さらにぶち込め、そしてさっさと喰え。時間がたてばまずくなるぞ(パセリを買うほどのブルジョワなら刻んで入れても悪かない)。

以上、ざっとこんなかんじだ。簡単だろ!でもな、実はペペロンチーノはシンプルだけに奥が深いんだぜ。こだわるとこをちゃんとこだわんなきゃ、マジでシットなシロモンができるから以下でポイントを教えてやる。
まず材料。下手に安いのでごまかすんじゃねえぞ。メンも油もニンニクもそれなりのものを準備しろ。メンはディチェコとかなら文句ない。
ディチェコ NO.11 スパゲッティーニ (1.6mm)
B000KE380K

輸入食品屋で安く売っているやつをゲットしろ。もちろん、薄いソースには細めだぜ。500グラム、200円くらいだとお徳感がある。ディチェコじゃなくても、ディヴェラとかでもいいが、間違ってもデュラム・セモリナ100パーセントじゃないやつを選ぶなよ。明らかにメンのコシがちがうからな。昔、同居人だったやつが、普通の小麦と混ぜたパチモンを買ってきて、知らずに茹でて喰った俺はブチキレしたからな。
油はオリーブオイルのできるだけ上質なもんを準備しろ。でも勘違いするな、エクストラバージンオイルみたいなヤツをつかうなよ。エクストラは生で使うもんだから、火を入れると匂いがキツくて喰えたもんじゃねえ(ただ日本で売っているエクストラはなんだかたいしたことのないバージンオイルだったりする)。
コスタドーロ ピュア オリーブオイル ペットボトル入り 1,000ml
B000LN3CKG

塩は岩塩がいいけど、まあ普通のやつでいい。ただ量は間違えるな。結構、大量にお湯に入れるんだぜ。ここでケチるやつは負け組みだ。お湯をなめてしょっぱいとわかる程度は入れろ。パスタってやつは基本的にメンの塩味で喰うもんだと心得とけ!特にペペロンチーノは。*2
細けえこと言い出したらキリはねえけど、ニンニクもできるだけいいやつを使いたい。中国産のメチャクチャ安いシロモノと出会うことが多いだろうが、やっぱ青森産とかのほうが味はいい。スライスするときもなるべく同じ厚さになるようにしろよ。焦がしてしまったらオシマイだから、火が均等に入ることが重要なんだ。ニンニクはつぶして入れて、後で取り出すっていう派閥もあるだろうが、金がねえから喰っとけ。
メンの茹で時間は袋の表記にだまされるなよ!てめえの舌(っていうか歯)で判断しろ。まんなかに芯が残っているくらいがハードコアだからな。茹であげてすぐ喰うわけじゃないから、皿の上にいる時間も考えるんだぞ。
最後に、メンとソースのカラミだが、間違ってもメンをいためるなよ!パスタってやつは炒めたら終わりだ。とくにペペロンチーノは水分が少ないほうだから、メンをフライパンに入れたら混ぜるだけが理想だ*3
以上、各自喰っとくれ。あまり早食いして、腹こわすじゃねえよ!!!
ちなみになんでこんなエントリ書いたってか?そりゃ俺だって金がないんだ、誰か『DIY新書』を作ったらこういう記事いっぱい書いてやるから、金をくれ。企画をパクるやつがいるなら上等だ!勝手にしやがれ!てめえのクソったれなマインドはすぐにバレるだろうなwww
ちなみにエントリのタイトルは
http://d.hatena.ne.jp/ykurihara/20090108/1231700985
を読んで決めたぜ!

*1:DIYの意訳ね。

*2:ただし他のソースの場合、全体の味に合わせて塩を控えめにすることもある。

*3:ただしトマトソースとかの場合はフライパンの中でソースと煮るスクールはあるぜ。これは結構難しいから初心者にはお勧めしないワザだ。