大阪弁の哲学
すっごい下らないことだが。
以前勉強会で、どんなに深遠で難解な本のタイトルでも英語にすると簡単に見えるという話になったことがある。実際にデリダの『エクチュールと差異』はWriting and Differenceだったりする。というわけで、何でも大阪弁に翻訳してみると非常に気楽な感じになるのに気づいた。
例えば
デリダ『エクリチュールと差異』>『書くこととちゃうねん』
クンデラ『存在の耐えられない軽さ』>『おるっちゅうことのもう我慢ならん軽さ』
キェルケゴール『死に至る病』>『往生するまでのダルさ』
マルクス『資本論』>『あきんどとは』
ニーチェ『ツァラトゥストラはこう言った』>『ツァラトゥストラはこう言いはりました』
西田幾多郎『善の研究』>『善いってなんぼ?』
みたいな感じ。もちろん俺はネイティヴな大阪弁を操れないから適当だが。