暑い日の午後と友人の壮行会

いろいろなイベントごとも続いて勉強してなさ加減が心配ですが。
恋人の家に朝倉のケーキ(シュークリームとモンブランタルト)を持っていて食べて、それから夕方に結構長い付き合いであるid:Hoshinoの留学への壮行会?のようなイベントに参加した。
彼とは大学時代のサークルの後輩であり、同じ研究室に所属したこともあり、中期ノーザンショック(笑)のころからのギタリストとして色々やってきた仲間である。学問分野に関してはオレが英米哲学に興味があるのに対して、彼は大学の入学してから一貫して大陸の現代思想よりの興味が強く、趣味的な部分も日本のロックや英米のパンク/オルタナティブの共通した好みもあれど、一貫して彼と僕ではその方向性が違っているとは思っている。こう書くと嫌味に聞こえるかもしれないが(笑)、僕と彼ではやはり彼の方がオシャレな趣味をしているのだ(これはバンドメンバー内の認識でもそうであろう)。オレがゲームやアニメといったサブカルの中でもオタクよりな方向性にも親和性があるのとちがって、彼は何よりもまして映画好きであるのが決定的かもしれない。まあでもそんなことはどうでもいいが、彼がアヴァンギャルドだが馬鹿らしい自分のバンドにいたことは非常に面白いことだと思った。というかこれくらいの趣味や方向性の差がある人と一緒に何かをやることの方が、面白いものを生みだすことができるとも思う。これからもぜひ何かいろいろやりましょう。
イベント自体は彼の人柄を伺わせるようなものであった。というか高校の友人とかまじでオシャレさんが多くてビビッた。というかオレの壮行会とかあったら全然違うというか、こんなに人集まってくれんのか心配であります。共通の友人であるセキネ氏も「僕がホシノ君の友だちであるのが信じられない」というような台詞を言っていたが、俺も似たような気持ちである(まあそこまでのオタクなマインドではないが)。
クリムゾンのロバート・フリップが、たしか自分のライブに来る人たちの画一性(白人、中年、メガネ)に辟易して、「クリムゾン・ゲットー」と言っていたが、そりゃファンに失礼だろと思う半面、趣味の領域を越えていろんな人が集まることは、似たようなタイプの人しか集まらないイベントよりも、非常に面白いことだと思う。そういった意味で自分の大学生時代の友人たちのコミュニケーションは面白かったし、学部時代は確かにきっと何かスゲエことができると思ったりもした。結局大したことはできなかったかもしれない。しかし、これからも続けていけばいいんじゃないかと久しぶりに思った。