イベントレポート“残響祭Vol.12 ーぼくらの下流生活マニュアルー”@無力無善寺

思ってた以上に盛況で非常に楽しいイベントとなりました!参加者、出演者、スタッフの皆様方、ありがとうございました!

残響祭Vol.12 ーぼくらの下流生活マニュアルー■

日時:2007.3.31(sat) 19:00~23:00 ¥1000- (ドリンク代500円別途)
18:30会場 19:00開演
出演:
不自然をたいせつに!
建設中
オヨルネ
yawn(http://starfield.petit.cc/)
Ya!bang's(http://jprl.org/)

場所:高円寺 無力無善寺

私は主催と「不自然をたいせつに!」、「Ya!bang's」で出演をしました。二次会も参加したけど、途中で限界が来てしまいました。迷惑かけた皆様すみません。ライブでは燃え尽きてしまうタイプなので。
全体のイベントとしてはかなり良かったと思います。無善法師さんにも良いイベントだとお墨付きをもらえたので、今後も無力無善寺あたりを根城としていきたいと考えてます。
えー自分が関わったものとして詩の朗読と即興演奏をあわせた「不自然をたいせつに!」は下準備がほぼ何も無い状態でやったので、未だ実験段階でした。予定していた部分を終了した時点でパフォーマンスとして納得がいかなかったので、相方に即興で入ってくることを強要しましたが、それもなかなか難しかったです。やはり自分ができるようなステージ・パフォーマンスを他の人に求めるのは酷なことかもしれないと少し反省をしつつも、今度やるときはもっと準備をしつつ、相方にもステージでパフォーマンス力を要請する必要があるかなと思います。
「Ya!bang's」はオーディエンスからはそれなりに高い評価をいただいて嬉しかったのです。特に演奏が上手かったといのは意外だったのですが、それはある意味、私がギターを弾くことが少なかったことを指すのでは(笑)と今から思い返してます。自分としては、「Ya!bang's」の基本コンセプトが言葉とリズムの直接性をドラムとベースだけで野蛮に音楽で表現するというものでして、前半の部分はそのコンセプト通りのものが出来たと思いますが、後半の数曲『神、いわゆるゴットとか何か、』、『非モテ』、『Mappou』あたりは私がギターの音楽性に負けてしまった結果、作った曲なので出来はいいのですが、バンドコンセプトからは外れてその辺の一貫性が問題だと反省しております。ライブのあと性欲山くんが「暴力的にスネアを使うというのは非常によかった。前半のベースとドラムと言葉だけでもイケるのでは?」という的確な指摘をされて、自分でも思いました。たしかにこのコンセプトは守りたいのですが、やはりベースとドラムだけでは曲を作るのが難しいので、そのへんもっと精進したいと思います。バンドの構想としてはその他のギターある曲は別名義のプロジェクトに接合していこうかなとも考えています。
とりあえず「Ya!bang's」のセットリストをのっけときます。

・イケイケ
・ヤバヤバ
・ギャル男
・神、いわゆるゴットとか何か、
・ヌキヌキ
・ウォウウォウ 〜 オレオレ
非モテ
・Mappou

その他の出演者の方々の演奏はいろいろと仕事の管理で忙しくてちゃんと聞いていなかったけど、簡単に感想を書いておきます。
建設中は見たのは二回目でしたが、全体としてようやくこのユニットの可能性が見え始めた気がします。オーディエンスが多かったこともプラスに作用したのか、自然と彼らのやりたいことの意味が見えてきたというか。複数DJによるかなり暴力的なミックスという意味で、これまでは本当にワケワカランものでしたが、今回はオーディエンスが意味を発見できる部分があったと思われます。今後はもうちょっと自分たちのパフォーマンスの聞き方、見方などを示唆させるようにしていけば良いものになるかもしれません。
オヨルネは今回初のベースレスバンドですが、後半からは非常に良い感じでした。今回のイベントサブタイトルの「下流」ネタにしたミュージカル風のパフォーマンスがうまくオーディエンスに伝わった感じはしなかったけど、後半の曲の盛り上がりはそういう文脈抜きによかったと思います。特にヤマコシ氏という存在の可能性は今後も生かしていくべきだと思います。
yawnはいつもは打ち込みのみなのでライブとしては初ですが、生演奏とあわせるという試みは難しいながら今後も見てみたいとは思いました。ただ打ち込みで部屋聞きする音楽が基本であるものを、ライブハウス的な空間で聞かせるとどうしても単調になりがちなのを、どう生かしていくかという問題はあります。カフェとかで食事をしながら聞くのには本当にちょうどいいんですが。その辺もやはりオーディエンスに聞き方の示唆をすることが音楽パフォーマンスにおいて重要だと実感しました。
実は今回は、自分のバンド「Ya!bang's」の出来が非常に不安なため宣伝、広報活動をあまり行わなかったのです。というかno-thanschockとしての自分のバンド活動が一段落した後、自らが主催するイベントの意味などを見つけにくくなっていたのですが、イベントを終えて様々な人に関わってもらったり、楽しんでもらったりしてまたイベントを続けていく意気込みが沸いてきました。まあある意味でこんな風にみんなにある程度評価されてしまう分バンド活動から足を洗えないわけではありますが(笑)。
イベントで配った『響苑』のクオリティもかなり高いので、(残響祭の名前がかぶっている問題がありますがw)これからもがんばっていきたいと思います。本当に出演者、参加者、スタッフみなさんお疲れ様、ありがとう。
響苑』の内容に関してはまた別エントリで何か書きます。ちなみにいまんとこ名前かぶり問題に関しては俺らのほうのイベントを「残響祭(アマ)」と表記する方向で考えています。ちなみ残響レコードのイベント方はこっちがかってに「残響祭(プロ)」って呼ぼうかなって考えています(笑い)。