たまった音楽どどんと!

更新を怠っていたせいで、最近聞いていたものをまとめて書く。
Harmolodic Guitar with Strings
James Blood Ulmer
B000009Q8U

まずはジェームス・ブラッド・ウルマー。実際に聞いたのは小石川図書館で借りた『Black Rock』とシラムレンで聞かせてもらった『Are You Glad to Be in America?』。アマゾンには無かったのでとりあえず、良さげなのをはっといた。なにしろ俺はオーネットなかでは『Dancing in Your Head』が一番好きだったので、あ、あのギターの音だ!って具合にすぐにピンときた。なんというかファンクっぽいんだけどどっかヘナヘナしているというか天然のワウがかかってるような。どうもこれはウルマーの変則チュ−ニングから発せられる音のようだ。しかもウルマーは歌う。特に上手くないけど、気軽にヴォーカルを取るってのは変に堅苦しくなく非常に好きだ。ジャズだとかハーモロディックとかそういう理屈を抜きにして、ロックから音楽に入った人には激プッシュなギタリストである。オーネットの後半もはっきりいってジャズファンよりもロックファンが一番楽しめそうだなって思う今日この頃。まだまだ面白い音楽があってうれしい。

ア・ムジカ・リヴリ・ジ・エルメート・パスコアル
エルメート・パスコアル
B0002T25NE

出た!ブラジルの音楽仙人、ヒゲもじゃ親父にして豚の演奏者!まあともかくパスコアルである。これは初期の音源とあって、ジャズ/ボサノヴァ風で極めて聞きやすいが、ちょっとお洒落な雰囲気で誰にでもお奨めできる。かつ、良く聞くと奇妙な構成や人間の声などを上手く取り入れた複雑さが味わえるパスコラル初心者向けだ。彼のヤバさが伺えるのは下の画像で。なんつうかロハスとかオーガニックとかいう世の中の風潮の何億光年も先に進んでいる。坂本龍一ロハスとかいうならこれくらいヤレよ。

Rossini, Zurich, Live 1986
Westbrook-Rossini
B000001YUC

これはシラムレンで聞かせてもらったKate Westbrookのロッシーニのオペラを歌ったものだが、ロッシーニのオペラとか全然知らん俺でも凄く良かった。ジャズというよりもチェンバーロック的。という夫のMike Westbrookってそういう系の人なのね。