めずらしくジャニスで借りたり

恋人のお供にジャニスに行ったのでせっかくなので自分も借りたけど、ジャニスは何でもありすぎて逆に何を借りればいいか考えてしまって苦手です。前からずっと聴きたいものはむしろ金出して借りたいのだけど、どうでもいいのはジャニスで借りる必要も無い。だからA〜Zまで見て引っかかったのを借りる図書館は非常に選びやすい。で今回は図書館になくて前から気になっていた、まあ結構名盤を借りた。
Two Nuns and a Pack Mule
Rapeman
B0000019GR

まずはコレ。アルビニのビッグ・ブラックの次に結成したバンド。日本のエロ劇画からとった名前が幸いして女性人権団体から抗議くらってあっさり解散(笑)というか歌の中でも「スッパープッシー」とか「マザーファッカー」とか叫びまくっている。
まあそんなお間抜けな事情はともかくこれは噂通りスゴいアルバムだった。88年の音とは思えないほど現在のハードコア、ロックの音作りを先取りしたものであるし、曲の展開も秀逸。ZAZENBOYSなんかを聴いているキッズにはぜひ聴いてもらいたい!って感じである。
ちなみに昔に漫画の本家「THEレイプマン」を読んだけど、かなりぶっ飛んだ話であった。基本的にゴルゴ13みたいなレイプマンっていう奴がレイプの依頼をされて、金貰ってレイプするんだけど、俺が読んだのは妻がレズビアンにはまって困っている亭主が、レイプマンに妻をレイプさせることで女としての快楽に再び目覚めるってやつで(笑)。バカな漫画としてはかなり突き抜けてる感があった。
ついでにビッグ・ブラックの
The Rich Man's Eight Track Tape
Big Black
B0000019IY

も借りたけどハードコア〜ジャンクというよりもニューウェーブっぽくていまいちだった。やっぱドラムは人力のほうが好みなのかも。アルビニの「キュイ〜ン」っていうギターは好きだが。
さらに
Independent Worm Saloon
Butthole Surfers
B000002V17

バットホール・サーファーズはたまたまアメリカ・オルタナの中では縁遠い存在だったのだがコレを期にちゃんと聞こうと。ただコレ一枚ではなにもつかめる感じがしない。今聞くといい加減なスラッシュ・メタルな感じがするのだけど、まあなんというかニール・ヤングとかの雰囲気もなくない。っていうかコレ、プロデュースがジョン・ポール・ジョーンズなのだが何を血迷ってプロデュースを買って出たのだろうか。すっげー下手なのか上手いのかなんだか分からないギターソロが入っているのがかなり素敵だったりするのだが。
さてこう思うと俺がジャニスで聴きたいってのはUSインディー〜オルタナ系ばっかだな。