ここ最近買ったり読んだり

えーひたすら語学をレルネンしててベシェフティヒトだったんで掛けなかったけどブッフについてね(イヤミな感じがしてきたんでドイツ語はもうやめよう…)
美の歴史
ウンベルト エーコ Umberto Eco 植松 靖夫
4887217048

8000円もしたけど、実家から送られた図書カードを連続投入してなんとかかったいろんな意味のアツイ一冊。美学とか勉強してると往々にして現実の芸術作品を見ることなしに話をしてしまいがちなのを図版が多いコレでなんとか人並みに保とうかという作戦。エーコのオッちゃんがついてるから間違いなしとおもったけど結構急ピッチで作った感があり誤植が多いぞ。まあいろんな美学にかんする文献とかの引用が非常に役にたったよ。
戦後日本のジャズ文化―映画・文学・アングラ
マイク モラスキー Michael S. Molasky
4791762010

外国人学者による日本のジャズ文化論。非常に出るべきして出た感があるというかこういう本を俺は読みたかったぞ!とか思う一冊である。日本のジャズそのものを語るというより映画、文学、批評、ジャズ喫茶などといったところで発される「ジャズ言説」を分析するという、まさに俺がロックについてやりたかったことをジャズでやってくれていると思う。
多少映画とか文学のテキスト分析が本筋の日本のジャズ文化全体の議論からすると瑣末な感じもしたけど、先行文献の集め方にしても果敢に日本のジャズ文化の要人にインタビューする姿勢も本当にバイタリティにあふれる人なんだなーと感じた。実際に演奏もするらしいし。ああ俺もいつか渋谷陽一にインタビューしたほうがいいんじゃないかと思わされるほどでした。