せっかくの帰郷だから

金沢21世紀美術館に行ってきた。
http://www.kanazawa21.jp/
日曜日だからってのもあるけど人が多いのに驚いた。それも家族連れとかで本当にここは現代美術館なのかと!
展示は『Alternative Paradise〜もうひとつの楽園』あんまりコンセプトはよくわからんかったけどそれなりに面白かった。工芸作家が中心となったものだったらしいが。良かったのは金沢健一の鉄を共鳴させて描く砂絵とか、隈研吾ディレクションによる「茶室」とか。あと普通に常設がよかった。ジェームス・タレルの青空の部屋はすごくよかった。そこだけ温度が違って気持ちのいい空洞ってかんじ。
なにより現代アートを楽しむという意味でこの美術館は非常に成功している。建築のよさも伝わってくる。改まって入るミュージアムというよりも、導線の複雑さが迷宮に迷いこませる感じがして非常によい。保育施設なども充実しているし。
あと各部屋にいるスタッフが非常に好感がもてた。いわゆる美術館のスタッフではなくて本当に北陸のおじさん、おばさんだったりするのだ。そういう人が作品のコンセプトなどを少し戸惑いながらも説明してくれるのだ。それはもう新鮮な体験だといえよう。