たろさ氏が煽っていたこのイベントに行ってきました。

江ノ島ポップ喫茶OPPA-LA4周年記念野外LIVE
弁天ROCKERS4
BACK DROP BOMB(fiveperson unofficiallive)
ECHO
FREAKY MACHINE
イルリメ
JAH BAND
桔梗
LiveLoves
QUA
RISING TONES
SLICKSCRATCH
SAMASH YOUR FACE
THE MASCUTZ
TUFF SESSION
TURTLE ISLAND
ZUINOSIN
SOUNDSYSTEMbyCONNECTEC

LIVE STARTam10:00〜


江ノ島のポップ喫茶?オッパーラが主催する野外フリーライブ。海の近いところで酒飲みながらダラダラとスローな雰囲気でしたが、夜がふけるにつれて凄みがましてくるイベントだった。
昼に起きたのでついたのは3時ころ、イルリメが演奏を始めていたので少し見た。なんというか大阪人な感じで演奏以上にMCが面白かった気がする。サンプラーのBR8を手にもちながらのスタイルはかっこいいのかはわからないが、非常にコンパクトでどこでもできるから面白いとは思った。あと観客にサンプラーを操らせるというギターウルフ的なパフォーマンスも。

それから海を眺めぼーーっとしているとたろさ氏とエリさんを発見した(された)。その後まあまあの晴天のもと、伸びやかな演奏が続けられる。

夜がふけてきた頃に、関西アングラシーンのズイノシンが演奏を始める。急に変な奴が大声挙げているかと思うと、それがDr&Vo砂十島NANIだった。そのままステージ突っ込み、ほとんどわけのわからない声を立て、スゴイ変拍子+ブラストの曲をどがどがっと演奏する。インカムで絶叫&合いの手を入れながら、超絶だが非常に乱雑なプレイ(笑)でぶっちぎり、ドラムの上に曲の間に何回も立ちあがったり、「え、もう次の曲?」というMCとドラムを何回も繰り返すなど破天荒プレイ。そしてクライマックスでは空バッドでドラムセットをぶちのめし、自らドラムセット解体&客席に再構築し、観客席でステージにいる二人と演奏を始める。いったい何を考えているのだ!?
極めつけはバスドラとタムをくり貫いて作った『ドラム人間』のようなものを頭からかぶりそのまま海へ向かってダイブ!いや、久々にスゴイもんをみた。腹を抱えて笑ったよ。ボアダムズの頃から流れる関西アングラの魂を存分に味わいました。

それからたろさ氏お勧めのタートル・アイランドが始るまで、海でぼんやりと話しながら待つ。時間が押し押しのせいで、終電が近づいていた。
10時を過ぎたころ、10人以上のメンバーがお祭り衣装ですさまじい期待とともにタートル・アイランド演奏を開始する。ドラムセット、和太鼓、タブラなどの打楽器とギター、ベース、サックス、横笛などのジャズと祭り囃子を合わせたような形態でなされる一糸乱れぬ演奏は圧倒的なグルーヴ。そのような複雑な形式にもかかわらず、ボーカルによって歌われる曲はまるでブルーハーツのようなピュアなもんであった。正直、自分がやりたいなと思っていたような音楽を完全に超えた形で目の当たりとしたので心底感動した。
雰囲気的には渋さ知らずに似通ったバンドだと思うけど、あのバンド形態でインストではなく歌を目指しているのが非常に共感する。ジャズ的なスタイルも感じるけど、基本は完全なるロックだ。観客のノリもモッシュの嵐である。
口惜しくも終電が近づいたので、そろりと退散したが、本当にスゴいバンドであった。この夏はもう野外での演奏はないらしいので非常に残念なのだが、来年あたりフジロックとかに出演してもらえたら嬉しい。というかこんなバンドがいるのにフジに呼ばないのはスマッシュはどうかしていると言いたい。

いやーやっぱ音楽ってすげえやって改めて思い直した夏の初め。俺らも頑張るとともに、夏はやっぱライブ見に行かなきゃだめね。教えてくれたたろさ氏には感謝の限りです。

zuinosinについてはこちら参照
http://www.de-fragment.com/zuinosin/profile.html

タートル・アイランドはこちら
http://www.turtleisland.jp/