図書館通い

今日は久しぶり小石川図書館に行ってきた。目的は60年代の日本のロック受容に関する資料がないかなとかだったけど、やはりあんまなかった。やっぱまた大宅文庫行こうかな。きりがなさそうな感じもするので適当にハッタリで押し切るか。うーむ
ともあれせっかくだから『ミュージック・マガジン』などを読んできたわけであるが、ちょうど大統領選に関わることなんか書いてあって興味深かった。なんていうかミュージシャンが毎回大統領選でどちらの陣営につくかを公表して曲とか作ってしまう国っていうのがイイのか悪いのか良くわからんが、なにやらお祭り気分でどちらの陣営も「愛国」を訴えながら音楽と政治を行えるのは危険な気がする反面うらやましい気もするもんだ。
以前から思っているのは日本のロックのイデオロギービーチ・ボーイズの『BE TRUE TO YOUR SCHOOL0』のような感覚はまったく輸入されていないということだ。はじめてこの歌詞を見たときは僕は結構驚いたのだが、これは「自らの学校に誇りを持て」というもので尾崎豊が聴こうものなら倒れてしまうのではと思うくらい。まあ歌詞に出てくる通りアメリカの学校ってのは(今はしらんが)プロムがあったりフットボールの試合でのチア・リーディーグがあったりなんとも楽しそうなんだが、ここまで開けっぴろげに学校を誉める歌ってのは日本にはないはずだ。それは学校文化ってものの差かもしれないが、なんにしろ日本のジメっとした教育制度から生まれるもんじゃないかんじがするし、この感覚の差が「愛国」を平気にポピュラー音楽として表現することと関わりがあるんじゃないかと思ったりする。
まあ何度も言うがそれが良いことなのか悪いことかは良くわからんのですけど。
そんなこんなで借りてきたのが

シカゴV

シカゴV

であったりする。
このアルバムの『SATURDAY IN THE PARK』はおそらくJ-WAVEが最も良くかける70年代ロックなのではと思うのだが、晴れた昼下がりにオサレな雰囲気でどうよと言わんばかりこの曲をかけてしまうJ波の脱政治能力の強さってなんつーか極めてJだ!と思うんですけど
それにしてもこれはスゴイアルバムだな。良く知らんがシカゴってなんかの文脈で再評価とかされてるんですかね、クラブジャズとか?フォロワーっぽいのを考えてもペッズとかくらいしか思いつかん(笑)