家でこもって

発表の準備なのだが、聴くCDに飽きたので鴎外記念図書館に行って久しぶりCDを借りる。
たぶんそのうち買うだろうと思ってた

サマー・サン

サマー・サン

をやっとこさ聴いて、なんでさっさと買って聴かなかったののだろうかと少しばかり後悔。ってかこれの後、来日公演とかしたんのかな?してないならライブが見たい。ヨラのライブは3年まえほど前作が発表されたときのを見たのだが、あれはかなり良かった。フジでも二回見てるけど彼らのライブはまず飽きない。いい意味で練習しているのを見ている感じがするのだ。
それにしてもソニック・ユースやヨ・ラ・テンゴなど年季の入ったオルタナロックの人らは年とっていっても良い作品をどんどん作るもんだなと思う。むしろ年とった方が良かったりするのは、決して(昔のロックのような)若さを掛け金とした音楽をやってるんじゃないからだと思う。

あと一緒に借りたのがコレ

Nuclear War 1982

Nuclear War 1982

この表題曲である『Nuclear War』は昨年のフジでヨラがカヴァーした曲である。その時はアーケストラも出ていて思ったのだが、サン・ラの音楽は本当にジャズというなかに収めるには奔放である。特にヴォーカルてわけじゃないひとが歌いだすし、ダンスなんかもはじめちゃう。なんの難解さもないホント純粋なエンターテイメントだと感じた。
オリジナルのこの曲を聴いたのは始めてであったのだが、まさに最近のヨ・ラ・テンゴの曲そっくりではないか!ってかまあヨラがそこらへんを狙ったわけで、ロック側からのジャズへの擦り寄りを見せているのが最近のヨラなわけだ。そもそもアイラいわく「僕らはジャズを弾くべきではないとは限らないじゃないかと思いはじめて」とのそうだ。この言葉は本当に深く共感するもので、しばしばロック・ミュージシャンからはクラシックと同じような羨望の眼差しのもとに捉えられているジャズを等身大に捉えた発言と思うし、特段テクニックに優れているわけではないロック・バンドが気軽にジャズ的方向を持つ事ができるのもサン・ラの音楽さのリベラルさとも言える。
我がバンドノーザンショックでも下手糞ながらも常にジャズ的発想を取り入れたり、変拍子をしてみたりするのもこの辺の感覚から生まれていると自分では思って、改めて自己正当化をする次第である。