音楽思想読書会(5/12)

吉田さん主宰の読書会、今回は私が僭越ながらも発表させてもらいました。
ブルデュー『芸術の規則』第一章の「構造的従属関係」から「立法者ボードレール」までレジュメつくってなんとかまとめました。
感想としては「これで芸術場が自律した過程を説明できたのか?」というのは私も思いましたが、なんというかブルデューの語り口の旨さでなんか出来た気もするのがにくい。特にボードレールの扱いかたとかが旨いんじゃないかな。あと社会学的な分析とかいってもあんまり直接のデータが載ってないので、当時のフランスについて詳しくないものにとっては「はぁーなるほど」とかいうほかないよな。
これを旨く応用して卒論にも活用できんかな。日本における「ロック場」の自律を当時の音楽評論言説から再構築する。そうするとなんだノモスを作ったボードレール渋谷陽一なのか?なんて
そのあとの飲み会では主にサロンという、とかく日本人にはイメージしにくい空間について話題になる。あとなんで人妻じゃないといかんのかとか・・・
なんか良くわからんけど、なんつーか階級や階層を越えた恋とかって結構普遍的に憧れられるもんだとおもうんだけど、日本人の場合どちらかというと高い身分の男性が低い身分の女性と恋するほうに志向性があるのにたいし、フランスとかは逆なんじゃないかなとかくらいしか思いつかん。
なんにしろ我々のこの読書会もサロン的役割を期待するということで、もっと女性をふやさなければならない、みたいなオチになりました。
ってことでどーですか?とか参加者ここで募ってみたり。