でついでだから今日は『未完成』を聞いています。
ブッチャーズとしてはもちろん『kokorono』最高傑作であるとは思いますが、冬の寂しさと暖かさを感じるのはこのアルバムの方でしょう。『kokorono』がオールタイムベストワンだとすれば(だいたい曲名がオールシーズンである。一月は入ってないが)『未完成』は冬、『△』は春って感じではないだろうか。
この季節感はやっぱサウンドから感じるのだろうか、『kokorono』はいろんな楽器つかってバリエーション豊かなサウンドメイキングしてるのに対し、『未完成』はシンプルで、殺伐としながらも温かみのあるある音してる。ギターもあんまり重ねどりしておらず、音色もいつものビッグマフのファットな音ぐらいだ。
全体的に曲調もメロウなものが多く、過度にセンチメンタルであり『kokorono』に比べると聞き流せるような曲は少ない。ディープリスニング用、日常的にはあまり聴かなく、久しぶりに味わっている。
ちょっと調べてみるとライブ盤が出てるではないか。
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やっぱ田淵ひさ子の加入は大きかったんだろうな。これでライブバンドとしても名を挙げれるのではないだろうか。