ひさしぶりのドイツ語と共に

  • THE STOOGES『FUN HOUSE』

イギー・ポップ、ストゥージーズ関係の代表作では唯一未聴であったもの。
噂にはきいていたが、すげーよやはりこれ。基本路線はストゥージーズのファーストの単調なリフによるロックであるが、音圧がすさまじく、ギターもドラムもベースもみんなヤケクソになったがごとくでかく響く。ヘンリー・ロリンズのプリミティヴになった感じか?やはりイギーは偉大である。
後半からはサックスが入り、ファンクぽい展開も見せるのだが、ここにあるグルーブは黒人がもつ肉体性とはまた別のものである。人間が機械を目指したところ、現れた肉体性というか、ともかく重く、強く、カラダに響くわけである。
最後のトラックはフリーキーなノイズであり、いやはやイギーのレコードでは一番アナーキーかつエネルギッシュである。圧巻。
ちなみに俺はイギーに触れたことがある。ステージの上で神に触った気分。
自慢ねこれ。