鍋食べながら

  • ペル・ユビュ『ダブ・ハウジング』

これこそ名盤。鍋にも良く合う。ペル・ユビュは俺のなかで理想の音楽形態です。デビット・トーマスの怪しいボーカルやら、変なSEやら入りまくっても、れっきとしたロックとしかいえないような音だし。アヴァン・ガレージというのはうまい名称でありますが、人が想像するガレージの音ではない。ガレージの語源に忠実に、「日曜昼間みんなで適当にガレージにあつまったら、こんな変な曲できました」って意味である。
音楽をやることは、経済的な部分から多大な制限がかけられるが、アメリカの広大な土地には、そもそも貸しスタジオなんて使わなくて良いという利点があると思われる。それがペル・ユビュ見たいな存在を生み出してるのだが、日本の地方の音楽があまり育たないのはこのことが関係しているかも。