すげー、やばい。

なにがってあなた中学生日記ですよ。自分、ゴールデンカップスを見るためにNHKをつけたのだが、ザッピングする内に、結局、NHK教育の方を見てしまった。
以前も周りの人に言っていたが、最近の中学生日記はほんと凄い。
我々が昔、なんとなく見ていた教条主義的なドラマがいつの間にか、ぜんぜんかわってるよ。話の内容といい、カメラワーク、構成、どれをとっても他局のドラマには無い斬新さ。素人の中学生が出演してるとか、制作費とかは変わってなさそうだが、今ままでのような道徳の時間的雰囲気が全く、無い。
大体今日のタイトルだって『ミニスカ戦記』とか名前だし、ほんとぶっとんでます。
っといっても男が期待するエロなとこはないわけだが、何よりも今日の話は、地方都市において『スカートが短いこと』というのが、女子のホモソーシャルなつながりの上で重要な記号となってることを的確に表現できてること。
今までメディアの視線(無論、男による視線)は、女子学生の制服のスカートの短さを、その背後に援助交際などを予想させる性的シンボルと見てしまいがちであった。しかし、このドラマでは、学校の規則(膝下丈のスカート、三つ折りソックス)に抵抗して、ルーズソックスでスカート丈を詰めることは、男子生徒が変形服を着ることと同様、校内の不良グループに属するという記号になっている。その不良グループのミニスカートに対するこだわりといえば、『筋通すってことよ。』なんていってまるで極道の世界みたいで、ミニスカートが女らしさというよりも、男らしさを表してる用に思えてくる。学校におけるサブカルチャーでも、女性間の文化ってあんまり研究されてないと思うのだが、さすがNHK教育。
ともかく、これから中学生日記は見逃せない気がする。